ニュースリリース

前立腺肥大症治療薬「AKP-009」における共同開発及び販売等に関する契約締結のお知らせ

2020年9月30日

あすか製薬株式会社

キョーリン製薬ホールディングス株式会社


あすか製薬株式会社(東京都港区、代表取締役社長:山口 ?、以下「あすか製薬」)と、キョーリン製薬ホールディングス株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:荻原 豊)の子会社である杏林製薬株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:荻原 茂、以下「杏林製薬」)は、この度、あすか製薬が創製した前立腺肥大症治療薬「AKP-009(一般名:未定)」の共同開発及び販売等に関する契約を締結しました。

本契約の締結に伴い、あすか製薬は本剤の日本国内における共同開発権及び販売権を杏林製薬に供与し、杏林製薬はあすか製薬に契約一時金を支払います。今後は両社で共同開発を実施し、開発に係る費用について両社で負担します。また、あすか製薬は共同開発の一定の成果に応じて、杏林製薬から開発マイルストンに伴う一時金を受け取ります。

現在、あすか製薬が国内において第2相臨床試験を実施している本剤は、新規アンドロゲン受容体モジュレーター作用を有し、前立腺縮小作用に加えて排尿機能改善作用を発揮する、新しいタイプの前立腺肥大症治療薬として期待されます。

あすか製薬は重点領域の一つに「泌尿器科」を掲げており、製品ラインナップの拡充とプレゼンスの向上に取り組んでいます。今回の契約締結は、泌尿器科領域の治療薬である本剤の効果的かつ効率的な開発推進の最大化につながるものと期待しています。

杏林製薬は特定領域に経営資源を集中するフランチャイズカスタマー戦略を推進しており、本契約により、重点領域である泌尿器科での製品ラインナップの拡充を図り、当領域での更なるプレゼンスの向上を目指します。

今後、前立腺肥大症の諸症状で苦しむ患者さんのQOLの向上に、より一層貢献できるよう、両社の強みやノウハウを活かし本剤の早期承認取得を目指してまいります。