完全子会社である杏林製薬株式会社との合併に向けた準備の開始に関するお知らせ
2022年2月 4日
当社は、本日開催の取締役会において、当社の完全子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:荻原 茂、以下「杏林製薬」)の当社への吸収合併に向けた準備を開始することについて決議いたしました。
記
1.合併の目的
(1)背景及び目的
当社グループは、企業理念「キョーリンは生命を慈しむ心を貫き、人々の健康に貢献する社会的使命を遂行します」の具現に向け策定した長期ビジョン「HOPE100」の下、現中期経営計画「HOPE100?ステージ 3?」では革新的新薬で世界に認められる企業を目指しています。
一方、当社グループを取り巻く事業環境は、新薬創製の難易度が一層高まり膨大な研究開発投資が必要となるだけでなく、幅広い製品を対象とした薬価改定が毎年実施され、当社グループの経営に多大な影響を与えることが予想されます。
このような急激な環境変化と当社の置かれた状況に鑑み、事業推進機能および経営効率の向上を図るために、当社グループが創業 100 周年を迎える 2023 年度にグループ体制の刷新を行うこととしました。
具体的には、2023年4月1日付で当社グループの主たる事業子会社である杏林製薬を当社に吸収合併するグループ内再編により、純粋持株会社体制から事業持株会社体制に移行することに向けて、今後必要となる手続その他の準備を開始します。また、同日付で当社の社名を「杏林製薬株式会社」とすることも併せて検討しております。当社グループは、新たに杏林製薬を中心とする事業持株会社体制に刷新することで、新薬事業をグループ経営の中核に据えて強力に推進するとともに、ジェネリック医薬品事業、感染関連事業、医薬品製造受託事業を複合的に展開し、次の 100 年に向けて更なる飛躍を目指します。
2.合併の要旨
(1)合併の日程
・合併準備開始の取締役会決議 2022年2月4日
・吸収合併契約締結日 2022年5月11日(予定)
・吸収合併実施日(効力発生日) 2023年4月1日(予定)
(2)合併方式
当社を存続会社、杏林製薬を消滅会社とする吸収合併を予定しております。
(3)合併に係る割当の内容
当社の完全子会社との合併であるため、本合併による新株式の発行及び資本金の増加ならびに合併交付金の支払いは予定しておりません。
(4)消滅会社の新株予約権および新株予約権付社債に関する取扱い
該当事項はありません。
3.今後の見通し
商号及び事業内容については、2022年6月下旬開催予定の当社定時株主総会において、定款変更議案が承認されることを条件として、当該定時株主総会終結の時をもって事業内容を変更し、2023年4月1日付で商号を変更することを、それぞれ検討しております。
消滅会社は当社の完全子会社であるため、本合併による連結業績への影響は軽微な見込みです。本合併が連結業績に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合には、速やかにお知らせいたします。
なお、このお知らせは完全子会社の吸収合併に関する基本方針をお伝えするものであり、詳細については確定次第、速やかにお知らせいたします。
詳しくは下記のPDFファイルをご覧ください。