ニューキノロン系注射用抗菌剤「ラスビック®点滴静注キット150mg」の薬価収載及び発売日について
2021年2月18日
キョーリン製薬ホールディングス株式会社の子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:荻原 茂)が、11月27日付けで製造販売承認を取得していたニューキノロン系注射用抗菌剤「ラスビック点滴静注キット150mg(以下、本剤)」について、本日付けで、薬価基準に収載されました。
本剤は国内第3相臨床試験で、市中肺炎を対象とした二重盲検比較試験及び慢性呼吸器病変の二次感染・肺膿瘍等を対象とした非盲検非対照試験を行い、その有効性と安全性が評価され、承認に至りました。
杏林製薬(株)は本剤を呼吸器感染症治療の製品ラインナップに加え、2020年1月に発売した「ラスビック錠75mg」とともに最新の情報提供を継続的に行うことにより、昨今問題となっている薬剤耐性(AMR)への取り組みにもつながる抗菌剤の適正使用、及び患者さんの治療に一層の貢献をしてまいります。
本剤の発売日は 2021年3月1日を予定致しており、初年度の売り上げは、2020年11月5日に公表した2021年3月期連結業績予想に織り込んでいます。
■製 品 名 :ラスビック®点滴静注キット 150 mg
■一般名(JAN):ラスクフロキサシン塩酸塩(Lascufloxacin Hydrochloride)
■略 号 :LSFX
■効能・効果 :
<適応菌種>
本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、インフルエンザ菌、レジオネラ・ニューモフィラ、ペプトストレプトコッカス属、ベイヨネラ属、バクテロイデス属、プレボテラ属、ポルフィロモナス属、フソバクテリウム属、肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)
<適応症>肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染■用法・用量 :
通常、成人にはラスクフロキサシンとして、投与初日に300mgを、投与2日目以降は150mgを1日1回点滴静注する
■薬 価 :4,034 円■製造販売承認日:2020年11月27日
■薬価基準収載日:2021年2月18日
■発 売 日 :2021年3月1日(予定)
■製造販売元 :杏林製薬株式会社
詳しくは下記のPDFファイルをご覧ください。