ニュースリリース

ニューキノロン系注射用抗菌剤「ラスビック®点滴静注キット150 mg」の 製造販売承認取得について

2020年11月27日

キョーリン製薬ホールディングス株式会社の子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:荻原 茂)は、11月27日付けで厚生労働省より、ニューキノロン系注射用抗菌剤「ラスビック 点滴静注キット150mg」(以下、本剤)について製造販売承認を取得しました。

本剤は国内第3相臨床試験で、市中肺炎を対象とした二重盲検比較試験、慢性呼吸器病変の二次感染・肺膿瘍等を対象とした非盲検非対照試験を行い、その有効性と安全性が評価され、承認に至りました。

杏林製薬(株)は、中期経営計画「HOPE100?ステージ3?」のもとで推進する、感染症領域におけるソリューション提供活動の一環として、本剤を呼吸器感染症治療の製品ラインナップに加え、最新の情報提供を継続的に行うことにより、昨今問題となっている薬剤耐性(AMR)への取り組みにもつながる抗菌剤の適正使用、及び患者さんの治療に一層の貢献をしてまいります。

なお、発売時期や売上規模などにつきましては、本薬剤の薬価収載後に適時お知らせいたします。


製品情報
■製 品 名 : ラスビック ®点滴静注キット150mg
■一 般 名 : ラスクフロキサシン塩酸塩(Lascufloxacin Hydrochloride)
■略 号 : LSFX
■効能又は効果:
〈適応菌種〉

本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、インフルエンザ菌、レジオネラ・ニューモフィラ、ペプトストレプトコッカス属、ベイヨネラ属、バクテロイデス属、プレボテラ属、ポルフィロモナス属、フソバクテリウム属、肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)

〈適応症〉肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染
■用法及び用量:

通常、成人にはラスクフロキサシンとして、投与初日に300mgを、投与2日目以降は150mgを 1日1回点滴静注する