ニュースリリース

へブライ大学と杏林製薬の協業 "呼吸器疾患治療薬の開発を目指した戦略的パートナーシップ"

2018年12月27日

各  位                              
会 社 名 キョーリン製薬ホールディングス株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 穂川 稔
(コード番号 4569 東証第1部)
問い合わせ先 社長室 コーポレートコミュニケーション部長 宮木 修次
電 話 番 号 03(3525)4707

へブライ大学と杏林製薬の協業
"呼吸器疾患治療薬の開発を目指した戦略的パートナーシップ"

 2018年12月27日、キョーリン製薬ホールディングスの子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:穂川 稔、以下「杏林製薬」)とエルサレム・ヘブライ大学の技術移転会社Yissumとは、呼吸器領域における疾患治療薬の創薬において戦略的パートナーシップを締結致しました。


本締結に基づき、杏林製薬は、ヘブライ大学医学部薬学科医薬品研究所のFrancesca Levi-Schaffer教授が手がける研究プログラムを支援し、その成果に基づき創薬探索を進めます。

Levi-Schaffer教授は、アレルギー領域における免疫薬理学を専門としており、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患において中心的な原因である肥満細胞や好酸球に関する研究に注力しています。

杏林製薬は、医療用医薬品の研究開発・販売に注力する製薬企業であり、呼吸器領域を重点領域の1つと位置づけております。この新たなパートナーシップにより、杏林製薬とLevi-Schaffer教授は、同教授のアレルギー性炎症に関する専門的な研究を基に喘息や関連適応疾患治療に関わる新たな標的を見出し、新規化合物の探索を進める予定です。

杏林製薬は、この研究提携に伴う国際的なネットワークの構築は意義深く、呼吸器領域の疾患におけるファーストインクラス治療薬の創出を目指した本共同研究の機会を持つことは、当社の創薬研究力を高めるものと期待しております

以上

杏林製薬について
患者さんや医療に携わる方々から信頼され、社会に存在意義を認められる健康貢献企業を目指して、特定領域におけるプレゼンスの向上とグローバルな自社新薬の創製に取り組んでいます。 呼吸器科、耳鼻科、泌尿器科を中心とする営業販売戦略を展開し、研究開発においては、自社創薬に国内外の創薬企業、アカデミア、ベンチャー企業とのオープンイノベーションを加え、創薬基盤の強化に取り組んでいます。

Yissumについて

Yissumは、1964年創立のエルサレム・ヘブライ大学の技術移転会社で、最先端の大学の学術研究と世界の起業家、投資家、企業等の団体との架け橋として3番目に創立された企業です。Yissumのミッションは、類いまれなイノベーションや変革的な技術を商業的なソリューションに転換することにより世界的に最も差し迫った課題に取り組み、社会の利益に貢献することです。
Yissumは、これまでに2800の発明をカバーする10000件を超える特許を取得し、900を超える技術を導出、135を超える会社を創設しております。

Yissumの事業提携パートナーは、Boston Scientific, Google, ICL, Intel, Johnson & Johnson, Merck, Microsoft, Novartisなど世界中に及んでおります。