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物流業務のアウトソーシングについて

2000年3月22日

杏林製薬株式会社(社長 荻原郁夫 資本金 36億23百万円)は、本年7月より受注業務から工場内倉庫業務、配送センター業務、輸・配送、返品対応業務に至る物流業務を3PL(3rd Party Logistics)業者に全面的にアウトソーシング(業務の外部委託)することに致しました。

当社はこれまで、栃木県野木町の野木物流センターをマザーセンターとして、全国5拠点の配送センター(札幌、東京、大阪、福岡、福岡第2)で、物流業務を推進してきました。(一部業務委託を含む)
しかし、近年物流量の増大と顧客からの多頻度・リードタイム短縮などの物流サービスに対する要求と共に、野木物流センターの設備の老朽化の対応が不可避の状況となりました。これを機に業務改革の一環として、大幅な物流体制の見直しを進めた結果、全国3配送センター(埼玉、京都、福岡)をコアとする物流ネットワークを新たに構築し、その業務を全面的にアウトソーシングするに至った次第です。
ロジスティクスパートナーとして、株式会社日立物流(本社 東京 中 久信社長)とこの度「物流業務委託基本契約書」を締結し、本年7月の新体制稼働に向けて、本格的な準備活動を開始しました。

新物流体制稼働により、一元的な受注管理、リードタイムの短縮、輸・配送の高品質確保、在庫管理の一元化による在庫圧縮など物流業務全体の最適化が図れます。
一方コスト面でも、新たな設備投資の回避、輸・配送コスト低減、固定費の低減などキャッシュフローの改善が図られ、物流サービスの向上と物流コストの低減を同時に実現することになります。

* 3PL(3rd Party Logistics) 単なる輸送業者ではなく、荷主企業の立場に立った全面的な物流サービスを提供する業者。

以 上

参考

杏林製薬株式会社の概要

所在地:東京都千代田区神田駿河台2-5
代表者:代表取締役社長 荻原 郁夫
資本金:36億23百万円
年 商:459億円(99年3月期)
従業員数:1,823名

株式会社日立物流の概要

所在地:東京都江東区東陽7-2-18
代表者:代表取締役社長 中 久信
資本金:168億02百万円
年 商:2,040億円(99年3月期)
従業員数:3,877名

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