平成9年3月期決算発表
1997年5月28日
杏林製薬株式会社(社長 荻原 秀 資本金 36億28百万円)の平成9年3月期決算は、売上高499億49百万円(前年同期比3.8%増)、営業利益81億13百万円(同 8.4%増)、経常利益85億74百万円(同 3.7%増)、当期利益39億39百万円(同1.5%減)となった.
製品別売上は、去痰剤「ムコダイン」が130億円(前年比11.7%増)、気管支喘息・脳血管障害改善剤「ケタス」が76億円(同 3.2%増)と堅調に推移。更にニューキノロン系合成抗菌剤「バクシダール」も42億円(同 1.3%増)と前年に比べアップしたが、持続型ニューキノロン系合成抗菌剤「メガロシン」は30億円(同 27.0%減)とマイナスした。
バルク等の輸出を中心とした海外売上は59億00百万円(前期50億98百万円)と約15%のアップ。
また、当期の研究開発費は62億円(前年比 4.0%減)、設備投資は14億円(同71. 6%減)。設備投資は工場関係の製造設備が中心。
次期の業績予測は売上高500億円(前年比 0.1%増)、営業利益66億円(同18.6%減)、経常利益63億円(同 26.5%減)、当期利益27億円(同 31.5%減).
(注:今年度より品目別売上を薬価換算から、仕切価ベースへと変更)
杏林製薬(株)9年3月期決算 単位:百万円 (前期実積)
売上高 | 49,949 (48,121) |
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営業利益 | 8,113 ( 7,483) |
経常利益 | 8,574 ( 8,268) |
当期利益 | 3,939 (3,997) |
年間配当 | 12円 (12円) |
次期予想
売上高 | 50,000 |
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営業利益 | 6,600 |
経常利益 | 6,300 |
当期利益 | 2,700 |
薬効別売上
神経系薬剤 | 1,358 (1,470) |
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循環器系及び呼吸器系薬剤 | 20,206 (18,257) |
消化器系薬剤 | 6,405 ( 5,703) |
ビタミン剤 | 3,308 ( 3,091) |
抗生物質薬剤及び化学療法剤 | 14,976 (15,702) |
その他 | 3,694 ( 3,895) |
新製品開発状況
製品名 | 薬効分類 | 開発段階 | 備考 |
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ケタス点眼液 | 抗アレルギー性結膜炎(剤型追加) | 申請中 | 共同開発(萬有) |
アルシロン錠 | 抗潰瘍剤 | 申請中 | 共同開発(日本ケミファ) |
AG-901 | 緑内障点眼剤 | 申請中 | 導入(アラガン/米) |
AM-1155 | 合成抗菌剤 | PhIII | 自社開発 |
N-3389 | 制吐剤 | PhII | 共同開発(日清製粉) |
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