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研究開発の現場

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チーム一丸で、
魅力見出す。

Kyorin キョーリン製薬 RECRUIT

ENTRY

MARI KAWASAKI

川崎 真理

わたらせ創薬センター 
薬理第一研究所
2006年入社
理学系研究科(修士卒)

※掲載内容は取材当時のものです

Profile

基礎研究の先にあるモノづくりへの興味と、自身の小児喘息の経験から製薬業界を志望し入社。2度の産休・育休を経て、現在は時短勤務をしながらテーマリーダーとしてテーマを推進している。休日は子どもとのお出かけで気分をリフレッシュさせている。

育休明けテーマリーダーに。
働くママである女性上司同僚存在が励みに。

現在の仕事内容について教えてください。

薬理第一研究所は、創薬の最初の部分を担当している部署です。新規創薬のターゲットを見出し、そのターゲットについて主に分子生物学的手法を用いて妥当性の確認や検証を行います。実際の病態を反映させたモデルを作製し、妥当性の評価および魅力の訴求を行っています。その中で私は、炎症性疾患治療薬のテーマリーダーを担当し、テーマの推進に向けて方向性を検討したり、合成や動態など他部署との連携を密にして考えの共有化を図っています。特に、このテーマはアメリカの関連会社ActivXと協働で行っているため、そちらとの連携、情報共有も重要な業務です。

2度の産休・育休を取得されていますが、仕事との両立はいかがですか?

2015年4月に2度目の育児休業から復帰し、現在は時短勤務で働いています。1度目の復職時も大変でしたが、当時はチームの一員ではあったものの個人の仕事が多く、比較的自分のペースで仕事を進めることができました。でも、2度目の復職後すぐにテーマリーダーとなり、他部署との連携、意見調整など自分一人だけの仕事ではない業務が増え、これまでとは違う大変さがでてきました。そのような状況下、限られた時間の中で効率よく仕事を進めるために、仕事の優先順位をはっきりさせ、臨機応変に対応できるように強く意識するようになりました。幸いなことに、同年代が多い職場で、育休明け・時短勤務中の同僚もいるので心強いです。また、今は上司が女性ということもあり、同じく子育てをされているので相談しやすい環境でもあり、仕事と育児で忙しい中でも毎日とても充実しています。

ここには同じ目的を持つ仲間がいる。
私たちの研究の先に、薬を待つ人たちがいる。

キョーリン製薬の研究開発におけるチーム制の利点はなんでしょうか。

一言でいうと、協力し合える点です。自分のペースで仕事をしていると自分中心になりがちですが、チームがベースにあると互いの仕事を理解して助け合うのが当たり前となります。人の仕事に関心を持つようになり、自分が持っている知識、経験を人に伝えたいし、周りからも意見をもらいたいという気持ちが生まれるのだと思います。また、創薬という同じ目的をもったチームで仕事をする中でお互いにモチベーションを高め合い、自身を成長させる環境にもなっていると思います。

これまでで印象的だったエピソードを教えてください。

一時期、実験が上手くいかない期間が長引いたことがありました。「ひょっとして間違った方向に行ってしまっているのでは?」と思いつつも、どのように方向修正するべきかもわからない状況が続き、数カ月後にようやく検証をし直そうと決意。3カ月ほどをかけて基礎固めをして、スタートし直すことができました。当時は、部署内の人はもちろん、他部署の方たちに相談して回りました。その時に助けられたのが、キョーリン製薬の部署内および他部署との密な連携や、垣根の低さですね。過去に実施してきた実験内容や調査内容についての情報を得やすく、それぞれの専門の方々が道しるべを示してくれました。こういった環境はキョーリン製薬の強みだと感じています。

創薬、薬理、そして企業における基盤研究の魅力とは?

薬理の仕事は「化合物」や「ターゲット」の「魅力」をひたすら追求していくことだと思っています。物事のプラス面、良い点を見つめる仕事にとてもやりがいを感じています。そして、製薬会社における基盤研究は、社員全員の目的が創薬であり、そこに向かって一緒に課題を解決する目的意識があります。創薬は、研究の先にその疾患で苦しむ人たちに少しでも楽になってもらいたいという全員の想いが集結されて形になっていく仕事だと日々感じています。

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